出版社からの紹介
朝、くろくんが目ざめると、きいろくんがいません。「どこへ行っちゃったんだろう……」 くれよんたちはみんなで一生懸命さがしましたが、見つかりません。それどころか、つぎの日にはふたり、そのつぎの日にも、またふたりと、いなくなり、ついにくろくんだけになってしまいました。 「ぼく、ぜったいみんなをさがしだしてみせるぞ!」くろくんがみつけたのは、どろのついたあやしい足あと。足あとをたどっていくと、そこには壁にあいた穴がありました。くろくんが勇気をだして穴の中にはいっていくと、なんとそこにはほかのくれよんたちもいて……!? 大切な人との別れを題材にした、人気シリーズの第3作。いなくなった仲間をさがして、なぞのおばけの正体をさぐっていくミステリーのようなドキドキの展開から、くれよんたちがいなくなった意外な理由が明らかになっていきます。おじいさんの願いをかなえようと力をあわせるくれよんたちのやさしい気持ちに心うたれます。小さな子どもたちにむけて、大切な人との別れを、優しくあたたかく描いた作品です。
ママ・パパの口コミ
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ココロに本を
男の子 (4歳)
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くろくんシリーズが好きな子供が中でも一番よく読んだのがこの一冊。序盤は次々と仲間たちが姿を消していく様子にドキドキハラハラしながら、後半はぐっと気持ちを入れながら見守る様に読んでいました。人に喜んでもらうにはどうすれば良いか、皆んながそれぞれ頑張る姿やそれが伝わった時の気持ちを一緒になって味わえて、じんわりと温かい気持ちになりました。
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なべべ
女の子 (3歳)
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おばけが出てくる話かなと思いきや、最後は感動のお話でした。黒くんを中心に見開き一面にみんなで書いた絵がとっても綺麗で、子供と一緒に思わずうわーっと声をあげました。絵も綺麗でお話もとっても素敵です。
お子さまの口コミ
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ココロに本を
男の子 (4歳)
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表紙のおばけという言葉にワクワクしながら選んできた様で、いなくなってしまう仲間に「起きてー!やめてー!帰ってきて〜!おばけに連れて行かれちゃう!」と盛り上がっていました。後半は「自分だったらどんな絵を描くかな」や「それでもやっぱり悲しいね」と会話しながら、じっくり静かに読んでいました。子供が図書館で何度も選んできたお気に入りの一冊です。
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なべべ
女の子 (3歳)
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おばけの話が好きなので最初な選びましたが、実はおばけの話じゃなかったというところでちょっとしたサプライズに逆に喜んでいました。